おしゃべりなたまごやき 寺村輝夫 長新太 | ねるまえに子どもと読んだ絵本のブログ。

おしゃべりなたまごやき 寺村輝夫 長新太


寺村 輝夫, 長 新太
おしゃべりなたまごやき


寺村輝夫さんの「王さまシリーズ」は読み聞かせにはちょっと長めのお話ですが、あまりにおもしろいので一気に読んでしまいます。

「おもしろいからもう1回読んで!」などといわれた時には思わず「カンベンして~」といったこともありました。

その中でも特におもしろい「おしゃべりなたまごやき」。絵は先日亡くなられた長新太さんです。

テレレッテ トロロット プルルップ タアー

王様のお出ましです。王様の一日は「あいさつのへや」で家来たちから挨拶されることから始まります。

大臣、兵隊の隊長、勉強の先生、お医者さん・・・王様は「あ、うん」と答えるだけです。

最後はコックさんが挨拶します。

「王さま、おはようございます。ばんのおかずは、なににしましょうかね」

「たまごやきがいいな。めだまやきにしてくれ」

わがままで、くいしんぼうで、子供みたいな王さま。

王さまが鶏小屋のとびらを開けてしまって、にわとりがお城中に飛び出してしまったから、さあ大変。家来たちは血眼で「犯人」を探します。

王さまはしらばっくれて家来たちの報告を聞いています。いくら探したって王さまが犯人なんだから見つかりっこありません。ところが王さまの部屋に隠れていた1羽のめんどりがカギをにぎっていたのです・・・

「でも王さまはいいなあ。おゆうはん自分の好きなおかずにしていいんだ」

「だって王様だもん、あたりまえじゃん」

「いいなあ~」

ムスコはうらやましそうにため息を付いて行ってましたっけ。




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