ねるまえに子どもと読んだ絵本のブログ。 -25ページ目

今日のメモ

今日は節分でしたね。

ムスコは朝は学校で「豆まき集会」、給食は豆ごはんにいわしの丸干し、午後は学童で豆まきと恵方巻きのおやつを食べ、帰ってきてら夕飯は恵方巻き。
これでもかと言うほど節分を堪能したことでしょう。(笑)

今日は図書の時間に借りてきた「アンネ・フランク」のマンガ偉人伝のようなのを1人で読んでいました。
黙って読んでいるときはそっとしておいたほうがよさそうですね。

はっぴぃさん 荒井 良二



著者: 荒井 良二
タイトル: はっぴぃさん


はっぴぃさんは
こまったことや
ねがいごとを
きいてくれるのだそうです

やまのうえの
おおきないしのうえに
はっぴぃさんは ときどき
くるのだそうです


なんでものろのろの男の子がはっぴぃさんの来る山の上の石を目指します。
なんでもあわてる女の子もはっぴぃさんの来る山の上の石を目指します。


はっぴぃさん はっぴぃさん
どうぞねがいをきいてください
はっぴぃさん!


二人は山の上の大きな石にようやくたどりつき、石の端にそれぞれ座ってお祈りをはじめます。

二人ははっぴぃさんに会うことができるのでしょうか。
願いをかなえることができるのでしょうか。


ごめんなさい、私はこの絵本、ちょっと、なじむことができませんでした。
なんでかなあ、すごく素敵な絵本なんですが。「大人のための絵本」みたいな感じがしてしまって・・・この絵本が大好きなひと、ごめんなさいね。

でも気になったのは、表と裏の見返しにあった街の中を戦車がたくさん通りすぎていく絵。
街の向こうには山が見えます。はっぴぃさんの来る大きな石のある。
もしかしたら、「はっぴぃさん」にはもっと深い意味がかくされているのかもしれないな・・・






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光村ライブラリー



著者: 樺島 忠夫, 宮地 裕, 渡辺 実
タイトル: 光村ライブラリー (1)



みなさんは国語の教科書、どこの会社だったか覚えていますか?
私は「光村書店」の教科書でした。
教科書って、小学校に入って最初に出会う「本格的な読む本」。そこで読んだお話が忘れられない、というひとも結構いるのではないでしょうか?

この「光村ライブラリー」は昭和46年から平成12年の間に教材として取り上げた文章を集めた本です。
私は低学年向けの1と2をまず買ってみました。
ムスコも
「昔の教科書ってどんなのが載ってたの?」
と興味津々。
1のほうには松谷みよ子さんの「花いっぱいになあれ」がありました。
野原でどこからか飛んできた赤い風船を見つけたこぎつねのコンが、花だと思って毎日水を上げるお話です。風船はしぼんでしまい、コンはワーワー泣きますが、その代わりに風船についていたひまわりの種が育ち、大きな花をつけます。
2のほうにはマーガレット・ワイズ・ブラウンの「ぼくにげちゃうよ」が載っていました。
私もこのお話は最近知ったばかりでしたが、とてもいいお話です。

「ぼく、にげちゃうよ」

と子うさぎが言うと

「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。だって、おまえは、とってもかわいいわたしのぼうやだもの。」

とお母さんうさぎが答えます。この繰り返しがとてもいいんです。

みなさんが教科書で読んだなつかしいお話も入っているかもしれませんね。




著者: 今江 祥智, 中川 李枝子
タイトル: 光村ライブラリー全18巻セット




全部揃えると18巻!
でもちょっと欲しい気もします。

今日はちょっと脱線してしまった。






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ねないこ だれだ  せなけいこ



著者: せな けいこ
タイトル: ねないこだれだ

「おばけってほんとうにいるの?」
ムスコは小さい頃、心配そうによく私にききました。
私が寝る前に
「ねないこ だれだ、読もうか」
と言うと
「ダメ!!読まないで!!」
と本気で怖がっていました。

せなけいこさんの絵本は不思議な魅力があります。
小さい子供の頃、怖かったもの、キライだったもの。
ひとりで布団に入っていると天井の隅がなんだかとても暗いように見える。
窓のカーテンの影がおばけの形に見えてくる。
眠れないとき、そういうのがものすごく気になる。

なんでも明るくてきれいで素敵な世界。
でもそれと同じだけ暗くてこわくて静かな世界も子供は心の中にもち合わせているのかも。
たとえばお正月の獅子舞や節分の鬼なんかは、そういう心の中の世界を補足していたんだと思います。最近の幼稚園や保育園では「子供がおびえるから」と言う理由で節分の豆まきに鬼が出てこないところもあるみたいですね。
前は怖かったものが怖くなくなるのって、成長していく上でとても大切だと思うんだけどなあ。鬼が出てこなかったら鬼を克服できないのになあ。

この本を怖がっていた子が、
「なんでこのおばけ怖かったのかなあ・・・」
と思うようになったら、それは成長なのかもしれません。





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やさいのおなか きうち かつ


著者: きうち かつ
タイトル: やさいのおなか


いろいろな野菜をスパッと半分に切った断面の絵がまずあります。
「これ、なーんだ?」
ページをめくると、答えの野菜の絵が出てきます。
かぼちゃやレンコン、ねぎ、ピーマン・・・
こうして改めて見てみると、野菜ってとてもおもしろい形をしていることに気づきます。
食事の支度をするとき実際に野菜を切って見せてみるのもよさそうですね。
野菜ぎらいの子ももしかしたら興味をもってくれるかもしれません。

子供の目って、大人には絶対見られないものを見ることができるんですね。
だって、大人は毎日野菜切っていて、ピーマンの断面を見て「ああ、おもしろい形だなあ・・・」とは思わないですもん。
それをわかってこの本を作った作者の方もすごいなあと思います。



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