ねるまえに子どもと読んだ絵本のブログ。 -27ページ目

おさるのまいにち いとうひろし



著者: いとう ひろし
タイトル: おさるのまいにち


タイトルそのまま、南の島に住むおさるのまいにちがかかれています。


あさ、おひさまがのぼると めを さまし

まず、おしっこを して、

ごはんを たべます。

それから けづくろいを して、

きのぼりを したり、

かえるなげを したり、

みずあびを したり して、

よるになったら ねむります。




こんな調子です。
なんてのどかなおさる、のどかな本なんだろうと思いました。
読んでいるほうも、聞いているほうもほわ~としてきます。

さて、こんなのどかなおさるたちにエキサイティングな日がやってきます。
うみがめのおじいさんが島にやってくるのです。
おじいさんはいろいろな海を旅しているので、土産話を聞くのをおさるたちは楽しみに待っているのです。
このうみがめのおじいさんが、またのどかでのどかで。
思わず笑ってしまいます。

シリーズものになっているみたいで、人気なんですね。
ほわ~としたい人におすすめです。




著者: いとう ひろし
タイトル: おさるのもり


著者: いとう ひろし
タイトル: おさるはおさる


著者: いとう ひろし
タイトル: おさるになるひ



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しろくまちゃんのほっとけーき わかやま けん



わかやま けん
しろくまちゃんのほっとけーき

実は、私の一番好きな絵本がこれなんです。
素敵な絵本も、感動的な絵本もたくさんありますが、この「しろくまちゃんのほっとけーき」が一番好きです。

ムスコがお腹にいるのが判ったときも
「あっ!大きくなったら『しろくまちゃんのほっとけーき』読んであげられる!」
とまず思いました。
そしてムスコが産まれ、念願かなって読み聞かせることができました。

ホットケーキの焼けるところがいいですよね。

ぽたあん

どろどろ

ぴちぴちぴち

ぷつぷつ

やけたかな

まあだまだ


しゅっ(←ひっくり返す音)

ぺたん

ふくふく

くんくん


ぽいっ(←お皿に載せる音)

はい できあがり

おかあさんの声で、何度でも聞きたくなる、あたたかい言葉の繰り返し。
黄色いホットケーキがだんだんキツネ色に変わって・・・本当においしそう。
これを読むとムスコは必ず
「今度の土曜日ホットケーキ焼いて」
と言いました。


先日親戚の2歳の男の子が遊びに来た時、「しろくまちゃんのほっとけーき」がママのカバンの中にあるのを発見!よせばいいのに、「読み聞かせオバサン」をしてしまいました。
やはりホットケーキが焼けていく場面で、「わあ~」という顔で、目が輝いていました。
決して古くならず、いつの時代のこどもの心にもふんわり温かく残る絵本なんですね。




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はたらく くるま バイロン・バートン



著者: バイロン・バートン, あかぎ かずまさ
タイトル: はたらくくるま

男の子ってどうしてあんなに乗り物が好きなんでしょうか?
私は女の子を育てたことがないのでわからないのですが、男の子のようにやはり何かに「ハマる」ものなのでしょうか?
ムスコは3歳頃から「はたらくくるま」に夢中になりました。
ショベルカーやクレーン車などの工事車両、毎日のように乗っている路線バス・・・
寝ても覚めても「はたらくくるま」のことばかり。
もちろん読みたい本も「はたらくくるま」ひとすじ。
他のお話の本も少しは読みたいのに・・・とムスコのあまりの熱中ぶりにちょっと心配になってきました。

それならせめて「絵」がすばらしい「はたらくくるま」の本がないかと、本屋さんで探したときに見つけたのがバイロン・バートンの絵本でした。
上で紹介したのは「はたらくくるま」という絵本ですが、このとき買ったのはとらっくという本でした。
私は一目で気に入ってしまいました。
シンプルな絵。ヴィヴィッドな色遣い。
きっとムスコも気に入ってくれると思いました。

ページごとに「~をするくるまです」と大きく絵が描いてあります。
「うわ~すごいこまかく描いてる!」
当時、はたらくくるまの絵を描くのもムスコの大事な日課だったので、そういう角度からも絵を見ていたのかもしれません。

ムスコは「とらっく」が気に入ったようで、そのあとしばらくは読んでいましたが、たちまち
「こっち読んで~」
と持ってくるのは写真絵本の「はたらくくるま」に戻ってしまいました。


でもこのとき私は思いました。

自分がいいと思ってもムスコはそうでもない。どんなにいい絵本でもタイミングを逃したら心には残らない。「そのとき」の子供にピッタリくる絵本がいい絵本。


最近片付けをしていたらこの「とらっく」が出てきました。
やはり、今見てもすばらしい。

他のバートンのおすすめ絵本。
きっと「ピッタリ」くる男の子がいっぱいいると思います。



著者: バイロン・バートン, かけがわ やすこ
タイトル: ほね、ほね、きょうりゅうのほね



著者: バイロン・バートン, ふじた ちえ
タイトル: うちゅうひこうしになりたいな

ぼく おかあさんのこと・・・ 酒井 駒子



著者: 酒井 駒子
タイトル: ぼく おかあさんのこと…


ぼく、おかあさんのこと・・・

キライ。



ページを開くとしょっぱなからこれです。


休みの日はいつまでも寝ているし
すぐ、おこるし、
早くしなさいっていうくせにじぶんはゆっくりしてるし。



ナマケモノの母としては耳の痛~い言葉が続きます。
子供は見てるんです。
何も言わないけど、見てるんです。


おかあさん、キライ。
だから、ひとりでいっちゃう。
サヨナラ、おかあさん。



うさぎのぼうやはおかあさんを見捨てて、出ていってしまいます。
でもしばらくするとドアが開いてぼうやが顔をのぞかせます。


「あのね、おかあさん」
「なあに」
「ぼくとまたあえて、うれしい?」



ここで、母はぐっときてしまうんですよね~

このまんまでいいんだ。
いいおかあさんでなくても、いいんだ。
おかあさんていうだけで、子供は好きなんだ。

「おかあさん」やるのに疲れてしまって、
なにもかもイヤになっちゃったら、子供と早めにお風呂に入って、
お布団の中でこの本を一緒に読みましょう。
あくる朝にはまたおかあさんやりたくなりますよ。




じこくのそうべえ 田島 征彦



著者: 田島 征彦
タイトル: じごくのそうべえ―桂米朝・上方落語・地獄八景より

ただ今「地獄」になみなみならぬ関心を抱いているムスコ。
「死んじゃうと地獄へ行くの?」
「地獄ってどんなとこなんだろう?」
とやたらと聞きてくるのでこの本を読んでみました。

インパクトのある田島征彦さんの絵がとにかく目を引きます。
よーく見ると紙ではなく布地のような地模様の上に絵が描いてあるんです。
鬼のおなかの中で「へぶくろ」をけっ飛ばすと「ぶー」とおならが出てしまうところでは大爆笑。関西弁の文章もとってもおもしろかったです。
(ちょっと読むのに苦労しましたが・・・)

地獄って怖くないじゃないか、とムスコに思われてしまったかもしれない。